第1回 浦上静香(89年卒)
思い出のかけら

 さる5月15日に行われた、合同運動会にて。
 中学生の「むかでレース」なる種目があったと思って下さい。ま、読んで
字の如く、4人1組で特注の下駄を履いて交互に行ったり来たりするんです
けど、・・・。
 これがもう見事に「下手」だったんです。あんたら仮にも・・・というく
らい、要領が悪い。個人的には見てて歯がゆくてねぇ。進行遅れてるんだし
いい加減に終わってくれよな、ってイライラしてました。
 で、そのときふと思ったんですよ。
 こうしてみると、あの陸ボー部隊って、なんちゅーうまかったもんじゃ
ろーか・・・。

 というわけで、中部高校気質がいまだに骨までしみているのね、と愕然と
した私でありました。
 この『中部の運動会』ですが、私たちの学年が在籍しているあたりから、
1学期移行説が出てましたね。今で言うセンター試験への対応策としてです。
さすがは進学校。
 ところがどっこい、いまだに、2学期が始まった頃の河川敷グランドは、
ジャージ姿の中部高校生で埋め尽くされてますよねぇ。ではあの運動会1学
期移行説は一体何だったんでしょう?
 とある先輩が、灘でもラサールでもない富山中部高校生であることを一番
感じる瞬間、それがこの運動会だと、かの生徒会誌「神通」で書いておられ
ましたが、まさに・・・ですよね。

 7月30日、第36回目のコンサートがありまして。
 『本番が一番いい』の伝統が脈々と受け継がれている、何となく嬉しく
なってしまったコンサートでした。特に今回のは、たまたまなんでしょうが
3ステージの組曲が、自分が1年生だったときに歌った『旅の途の風に』
だったもので、余計に感慨深いものがありました・・・。

 さて、今年はNコン金賞という、たいへん華やかな経歴が中部高校コーラ
ス部に加わったわけですが、今後の行く末やいかに?そしてこのOB会の
ホームページは?
 ・・・乞うご期待・・・と、言っていいのかな?皆さん、どんどんアクセス
して、もりあがろーでわありませんか!


筆者・浦上 静香(うらがみ しずか)

'89年、つまり激動の昭和時代最後の卒業生・・・とゆーことにでもなるのだろーか?
「旅の途の風に」「武蔵野」「海鳥の詩」の学年。
今は、音楽の担当から外れているので、なかなか歌う機会がない。